自宅バスケットコートの費用|23万円〜・3×3正規サイズまで5モデルの実額を全公開
「自宅にバスケットコートを作りたい」
そう思ってネットで費用を検索しても、出てくるのは曖昧な金額ばかり。正直、これでは自分の庭だといくらかかるのか全く想像がつかないはずです。
見積もりを取るにしても、基準がわからないと業者の言い値になってしまうのではないかと不安になりますよね。
実は、わたしはこの業界特有の「とりあえず現地調査しないとわからない」という不透明な体質が、庭コートの普及を妨げている最大の原因だと思っています。
だからこそ、この記事では出し惜しみをしません。
自宅バスケコートにかかる費用を「土台」と「仕上げ」に分解して、具体的なコートサイズごとにいくらかかるのか、当店の実際の販売価格(税込・送料込)まで含めてすべて公開します。
まず結論から、総額の目安を一覧にしておきます。いずれも土間コンクリート(土台)からタイル仕上げまで含めた、ゼロから作る場合の金額です。
| コートサイズ | 練習の目安 | 総額の目安(土間コン+タイル・送料込) |
|---|---|---|
| 3m×3m(9㎡) | シュート・ハンドリング | 約23万〜29万円 |
| 7m×5m(35㎡) | ミニバス・1on1 | 約73万〜88万円 |
| 11m×15m(165㎡) | 3×3正規サイズ | 約318万〜390万円 |
すでに駐車場などのコンクリートがある場合は、土台工事が要らないぶんタイル代のみで収まります。最小構成の2m×2m(ハンドリング用)で約6.8万円〜、7m×5mで約20.7万円〜が目安です。以下、その内訳を一つずつ見ていきます。
INDEX目次
バスケコートの費用は「土台」と「仕上げ」で決まる

結論から言うと、コートの総費用は以下の2つの掛け算で決まるんです。
- 土台(土間コンクリート)
地面を平らにしてコンクリートを打つ、費用の大部分を占める工程。業者に頼む場合、1平米あたり約1.5万円が現在の相場です。 - 仕上げ(スポーツタイル)
コンクリートの上に敷くモジュラータイルの費用。MAKACのタイルの場合、サイズやグレードによりますが、数万円〜数十万円の幅があります。
要するに「どれだけ広くコンクリートを打つか」で、総額のケタが根本的に変わってくるわけです。
従来工法だと100万円超えは当たり前
ここで少し厳しい現実をお伝えします。
専門業者に「バスケ用のハーフコートを作って」と丸投げした場合、実はかなりの高額になります。以下は、正規ハーフコート規模(14m×15m=約210㎡)をゼロから舗装した場合の目安です。
- アスファルト舗装:約70万円〜
- コンクリート舗装:約170万円〜
- ゴムチップ舗装:約280万円〜
これらは耐久性こそ素晴らしいですが、初期費用が高すぎますよね。それに、コンクリートむき出しだとドリブルの音が響いて近隣トラブルになったり、ボールがすごい勢いで劣化したり、地面が硬すぎて子供の膝や足首に負担がかかったりするというデメリットもあります。
そこで一番現実的な選択肢になってくるのが、費用を抑えつつ防音性やクッション性を確保できる「土間コンクリート+MAKACのスポーツタイル」の組み合わせです。
ゴムチップ舗装とタイルの費用を比べると
バスケコートの床材として比較検討されることが多いのがゴムチップ舗装です。クッション性は優秀ですが、費用面では上の通り210㎡で約280万円〜、1平米あたりに直すと約1.3万円〜。これは「舗装費用だけ」で、下地のアスファルトやコンクリートが別途必要になるケースもあります。
対してスポーツタイルは、後述の実額の通り1平米あたりおよそ4千円台〜1万7千円台。ハーフコート規模で比べれば、同じクッション性能の確保でもゴムチップの半額以下で収まる計算です。ただしタイルの1平米単価は面積によって変わり、外周のエッジパーツや送料の比重が大きくなる小面積ほど高くなります。FLATの場合、210㎡なら約4,200円/㎡、35㎡で約5,900円/㎡、9㎡では約10,900円/㎡が目安です。
もう一つ大きいのが、施工後の柔軟性です。ゴムチップは現場で固めてしまう舗装なので、一部が剥がれたり劣化したりしたら部分補修は業者工事になりますし、引っ越しには持っていけません。タイルは1枚単位で交換でき、外して移設もできます。「初期費用」と「あとから効いてくる費用」の両面で、個人宅にはタイルのほうが合理的だとわたしは考えています。
【サイズ別】現実的な総費用の目安
では、具体的に自分の庭だといくらになるのか。ここでは、MAKACのタイルの中で一番手頃な「FLATグレード」と、最高峰の「FLEX-Xグレード」を選んだ場合の2パターンで計算してみます。土間コンクリートは業者相場(1平米あたり1.5万円)で計算しています。タイル代は当店の実際の概算価格(税込・送料込/タイル本体・設置部材すべて込み)です。
▶ 関連記事:バスケットコートのサイズ完全ガイド|公式・ハーフ・3×3・自宅に必要な面積一覧
■ 3m × 3m(9平米):最小シューティングスペース
ゴール下のシュートやジャンプシュート、その場でのハンドリング練習ができる最低限のサイズ。車1台分の駐車スペースより少し狭いくらいですね。
- 土間コンクリート工事:約13.5万円
- タイル代・送料込(FLATグレードの場合):約9.8万円
- タイル代・送料込(FLEX-Xグレードの場合):約15.7万円
▶︎ 総額の目安:約23.3万円 〜 29.2万円
■ 7m × 5m(35平米):ミニバス用・スモールハーフコート

1on1やドリブルからのレイアップができる広さ。普通乗用車が2台半ほど停まるスペースです。個人的に一番おすすめで、ミニバス世代ならこれで十分実践的な練習が積めます。
- 土間コンクリート工事:約52.5万円
- タイル代・送料込(FLATグレードの場合):約20.6万円
- タイル代・送料込(FLEX-Xグレードの場合):約35.9万円
▶︎ 総額の目安:約73.1万円 〜 88.4万円
上の図は、実際にこの7m×5mをシミュレーターで設計したレイアウトです。ペイントエリアとフリースローラインがきれいに収まるのがわかると思います。
この7m×5mについては、全5モデルの実際の概算総額を公開します。いずれも税込・送料込・設置部材込みの価格です。
| モデル | 概算総額(タイル一式) | 特徴 |
|---|---|---|
| FLAT | ¥206,300〜 | 最も手頃なエントリーグレード |
| DOT | ¥215,400〜 | コスパ重視のスタンダード |
| LOOP | ¥265,500〜 | 競技バランス型ミドルグレード |
| FLEX-S | ¥333,300〜 | 衝撃吸収に優れた上位グレード |
| FLEX-X | ¥359,200〜 | クッション性最高峰のフラッグシップ |
※7.0m×5.0m・タイル割付34.2㎡での概算。カラーやライン構成により変動します。
■ 11m × 15m(165平米):3×3正規サイズコート

FIBAが定める3×3の正規プレーイングコートは、幅15m×奥行き11m。このサイズなら3ポイントアークがすっぽり収まり、大会とまったく同じ感覚でプレーできます。正規ハーフコート(約210㎡)を個人宅で作るのは現実的ではないので、本気でやり込む場合の実質的な最上位プランがこれです。
- 土間コンクリート工事:約247.5万円
- タイル代・送料込(FLATグレードの場合):約70.3万円
- タイル代・送料込(FLEX-Xグレードの場合):約142.2万円
▶︎ 総額の目安:約317.8万円 〜 389.7万円
こちらも全5モデルの実額です。
| モデル | 概算総額(タイル一式) |
|---|---|
| FLAT | ¥702,800〜 |
| DOT | ¥772,400〜 |
| LOOP | ¥954,000〜 |
| FLEX-S | ¥1,305,700〜 |
| FLEX-X | ¥1,421,900〜 |
※11m×15m・タイル割付163〜165㎡(モデルによりパネル寸法が異なるため割付面積に幅があります)での概算。
ここで出しているのはあくまで目安の金額です。自分の庭の正確な奥行き・幅で送料込みの概算を出したいときは、MAKACの概算見積りシミュレーターでサイズとお届け先を選ぶだけで確認できます。
▶ 関連記事:理想のバスケコートは、自分でデザインできる|【MAKAC】バスケットコートシミュレーター
安く仕上げる最大のカギは「既存のコンクリート」

ここまでの数字を見て、うっ、やっぱり結構するなと感じた方もいるかもしれません。
でも、もしご自宅にすでにコンクリートの駐車場やカーポートがあるなら大チャンスです。最大のコストである「土間コンクリート工事」が丸々不要になるからです。
例えば、車を停めていない昼間の時間帯だけ、7m×5mのスペースをバスケコートとして使う。これなら、20万円台からのタイル代だけで済みます。MAKACのタイルはパズルのように取り外し可能なので、こんな柔軟な使い方もできるわけです。
実際にわたしの自宅がこのパターンです。もとからあったアスファルトの駐車場(7.0m×5.0m=35㎡)を使ったので、一番高くつく土台工事はゼロ。かかったのは上の表でいう「仕上げ(FLEX-Xタイル560枚)」のぶんだけです。
既存の舗装さえあれば、土台工事なしで「タイル代だけ」でコートが完成する——表の数字が机上論ではないことは、この実例が示している通りです。

▶ 関連記事:駐車場をバスケコートにする|既存コンクリートなら工事費ゼロ・最短2〜3時間
倉庫・屋内にコートを作る場合の費用
最近増えているのが「使っていない倉庫や工場をバスケコートにしたい」「屋内の一室を練習場にしたい」というご相談です。
費用の考え方は駐車場と同じです。倉庫の床は土間コンクリートが打たれていることがほとんどなので、土台工事は不要。床が平滑であれば、かかるのはタイル代のみです。7m×5mなら約21万円〜、3×3正規サイズ(11m×15m)でも約70万円〜(いずれもFLAT・税込送料込)で、雨にも近隣の目にも左右されない練習環境が手に入ります。
屋根があるぶん紫外線劣化も雨水の影響もないので、タイルのコンディション維持という面でも屋外より有利です。注意点は床の平滑性と、天井高(ゴールを置くなら最低でもリング高3.05m+ボールの軌道分)だけ。倉庫の寸法がわかれば、シミュレーターでそのまま概算が出せます。
費用の全体像が見えたら、次は「業者か、DIYか」を考える
ここまで、具体的なサイズごとのリアルな費用相場をお伝えしました。
少しでも安く作りたいと考えたとき、次に頭に浮かぶのは「コンクリートの土台から全部自分でDIYすればいいのでは?」というアイデアだと思います。
実は、そこには絶対にやってはいけない大きな落とし穴が潜んでいます。
次の記事では、費用を削ろうとして失敗するDIYの典型例と、最も賢い選択肢である「ハーフDIY」の全貌について詳しく解説していきます。